2020年4月4日から新ドラマ「いいね!光源氏くん」がスタート!
(NHK総合、毎週土曜夜11時30分~11時59分)
「源氏物語」で、雅(みやび)の世に生きていた平安貴族・光源氏がなんと現代に出現!
それだけではなく、「源氏物語」の登場人物、頭中将まで現れるという、奇想天外な「ゆる~く笑える千年の時を越えた“いけめん”居候コメディ」なのです。
この記事では、「いいね!光源氏くん」のドラマのあらすじやキャスト、原作、原作のネタバレから予想する最終回結末についてご紹介します。
目次
【いいね!光源氏くん】原作は?
「いいね!光源氏くん」の原作は、えすとえむ氏の同名漫画です。
「FEEL YOUNG」(祥伝社刊)で連載中の漫画で、コミックが現在3巻まで発売されています。(3巻は2020年2月7日に発売されました)
4巻は、5月27日に発売予定となっています!
【いいね!光源氏くん】原作ネタバレ
※以下、原作ネタバレとなります。
光源氏が現代に現れた経緯は?
突然、現代である沙織の部屋に現れた光源氏ですが、何が起きてそうなってしまったのか気になりますよね。
原作の冒頭では、光源氏がどこかへ向かう途中、暗闇に迷い込んでしまっていました。
さまよい歩いていると、御簾(みす)(宮殿や神殿などでかけるすだれ)の向こう側に明かりを見つけ、人がいると思い開けると、そこは沙織の部屋だったというわけです。
このとき光源氏が向かっていた場所は須磨。
数多くの女性との恋愛を謳歌していた光源氏でしたが、右大臣の娘との密会が知られてしまい、光源氏は自ら都を離れ、須磨で謹慎生活を送ることを決心していたのでした。
平安時代に帰りたい光源氏
現代にやってきて初めて見るものや外の世界に圧倒されていた光源氏。
(当然ですね・・)
なぜここにやってきてしまったのか状況が分かるまで、ここ(沙織の部屋)に置いてほしいと光源氏は沙織に頼みます。
「あなただけが頼りなのだ・・」と数々の女性の心を掴んできた瞳で訴えられ、沙織は思わず承諾してしまうのです。
沙織は光源氏を「光くん」と呼び、現代の生活に合わせて二人で服を買いに行きました。
光はSNSを沙織から教えてもらい、自撮りと短歌を投稿したり(笑)、今まで味わったことがないようなスイーツを堪能したりと少しづつ現代に馴染んでいっているように見えました。
しかし、やはり元居た時代に戻りたいと願う光。
真夜中に光は、沙織の部屋に来た時に潜ってきたすだれを何度も開け、帰る方法を探っていたのです。
そんな光の姿をみた沙織は、どうやったら戻れるのか一緒に考えよう!と言います。
そこで思いついたのは、来た時と同じ状況を作るということ。
光が来た日は新月で、沙織はバリで買ったお香を焚いていました。
そして同じようにすだれをくぐれば元の時代に戻れるはず、と次の新月である三日後に決行!
しかしなぜか作戦はうまくいかず、光は帰ることができませんでした。
光源氏が消えた?
光が帰れるようにと祈祷をしに行った帰り道、二人が歩いていると突然目の前にトラックが!
トラックが沙織にぶつかりそうになった瞬間、光は沙織を助けました。
沙織が目を覚ましたのは病院。
幸いほぼ無傷で済みました。
沙織は、トラックの前に飛び出して助けてくれた光の姿を探しますが、見当たりません。
病院の看護師さんが言うには、搬送されてきたのは沙織一人だったと・・。
光は消えてしまっていました。
頭中将、現る!
光が突然消えてしまい、元の日常だけが残った沙織。
別れの辛さを断ちきるために、光のものを処分しようと決意します。
沙織が作ってあげた光のSNSのアカウントを削除しようとスマホを見ると、SNSの通知が鳴りました。
光がSNSに投稿をしたのです。
そこにはなんと美女二人とリゾートビーチにいる光の姿が!
それからも光に会いたいという気持ちは消えない沙織。
皆既月食の夜、寂しい気持ちで光を思っていると、部屋のすだれの向こうに人影が。
光くんが帰ってきた!と涙をこぼす沙織でしたが、よく見ると光ではありませんでした。
それは光源氏のライバルとされる頭中将(とうのちゅうじょう)だったのです。
頭中将は、光源氏を訪ねるため同じく須磨に向かっている途中でした。
また光と会う手掛かりが掴めるかも?と沙織は頭中将を部屋に住まわすことにしたのでした。
光との再会
沙織の部屋に住むことになった頭中将。
物覚えが良い頭中将は、どんどん現代の生活に慣れていき、インスタグラムも始めました。
ある日、インスタで和歌を交換している相手と会うことになり沙織もついていきました。
頭中将はその相手を女性だと期待していましたが、なんと待ち合わせ場所には光の姿が!
再び、光も沙織の部屋に来ることになりましたが、三人では手狭なため、頭中将は沙織の妹・詩織の友人でホストのカインのルームメイトとなりました。
しかもカインが働いている店で頭中将もホストとして働くこととなったのでした。
【いいね!光源氏くん】最終回結末を原作ネタバレから予想!
ドラマは現在出ている3巻までのエピソードを元に作られているそうです。
原作の漫画はまだ続いているので、最終回はドラマオリジナルの結末となるようです。
3巻までを読んでの結末予想となります。
トラックの事故の後、沙織の前から姿を消していた光はアメリカへと行っていたのでした。
ある日、沙織の部屋に、アメリカで光の面倒を見ていたというフィリップという人物が光を訪ねてきました。
フィリップは、日本の古典文学の研究をしているといいます。
フィリップに促され、沙織たちは手掛かりを探るため京都に行くことになりました。
後日、京都へとやってきた光源氏と頭中将と沙織。
直衣(のうし)と烏帽子(えぼし)の格好の光と頭中将は観光客たちに囲まれたり、抹茶パフェを堪能したりと、なかなか手掛かりとなる収穫はありません。
宇治の源氏物語ミュージアムにやってきた三人。
そこでは当然のことながら、源氏物語の主人公である光源氏ばかりが取り上げられています。
頭中将は、自分が光を引き立てる脇役なのだと気づき、落ち込んでしまいました。
東京に戻ってきてからも落ち込んでいた頭中将はとうとう姿を消してしまいます。
そこへフィリップから沙織に連絡が。
事の経緯を話すと、「それはまずい」とフィリップ。
フィリップはある仮説を立ててました。
物語の本筋を決定的に変えてしまう動きをすると”修正”がかかるのでないか、とフィリップは考えたのです。
「自分の道を生きたい」と考える頭中将は、物語に戻りたくないと願っているということ。
強制的に元の世界に戻されるか、存在そのものが消えてしまうのではないかとフィリップは言います。
頭中将をやっと見つけ、沙織たちは頭中将をなんとか説得。
心配していたカインが、「一緒に店を出そうって約束したじゃないっすか!」と言った直後、カインはその場からフッと姿を消してしまいました。
突然消えてしまったカイン。
カインは光たちがいた平安時代に飛んでいました。
カインが頭中将と店を出す、と言ったことによって”修正”がかかったようです。
難なく平安ライフをこなし、紫の上に一目ぼれをしたカインは恋文を書いていると、いきなり現代に戻ってくることができました。
カインの出来事によって、やはり物語を変えてしまう行動を起こせば帰れるのではないか、ということに。
物語を変えてしまうようなことを起こすにはどうしたらいいか、沙織たちは考えます。
トラック事故の時のように命に関わるような出来事だといいのではと考え、カインの提案でバンジージャンプをすることに。
しかしバンジージャンプをしても何も変わらなかったのでした・・。
ここで3巻は終わります。
原作のフィリップが言う、源氏物語の本筋を変えてしまうような言動をしてしまうと修正がかかる、というのはまだドラマでは出てきていませんね。(7話まで)
ドラマの7話の最後のフィリップからの電話で、光を元の世界に返す方法が解明できた、と言っているので、この”修正”の話なのかもしれません。
原作には、光を追う謎の組織のようなものは出てきませんし、光たちが源氏物語の登場人物であるということも沙織は本人たちに言っていません。(3巻までの内容)
ドラマでは、光を追う謎の組織の存在が大きいようですね。
この組織から逃れるために一刻も早く元の時代に戻らなくてはいけないようです。
中将が源氏物語の世界に帰ることを拒否することで源氏物語の話が変わってしまうので、そこで”修正”がかかり、光たちは戻るという結末になるのではないかと思いました。
ドラマは8話で終わりなのがもったいないですね!
もっと原作のエピソードも入れて、あと数話でいいからやってほしかったです。
原作では、沙織が源氏物語のネタバレを思わず光たちにしてしまったり、光のSNSのフォロワーが3000人いたり、中将がホストになったりのシーンもドラマよりもさらにコミカルに描かれています。
なかなか言葉では伝わりにくいと思うのでぜひ読んでみてほしいです笑
5月27日に発売される4巻でも、しばらくは帰る方法を探りながら現代を楽しむのではないかなと思っています。
【いいね!光源氏くん】ドラマのキャスト
【いいね!光源氏くん】
\今夜よる11時30分スタート/“次元ジャンプ”してきた
光源氏(#千葉雄大)が
こじらせOL沙織(#伊藤沙莉)の部屋に居候⁉いよいよ始まる胸キュンゆるコメディ💗#いいね光源氏くん#桐山漣#入山杏奈#神尾楓珠#小手伸也#岡崎体育#ニニニニニhttps://t.co/rTojwGnS5O pic.twitter.com/XUnQmDWqoq
— NHKドラマ (@nhk_dramas) April 4, 2020
光源氏・・千葉雄大
紫式部が書いた源氏物語の主人公。架空の人物で、平安時代の皇子の設定。その美しい容姿から世の人に「光の君」と呼ばれ数多の女性と恋愛を謳歌していたが、ある醜聞沙汰で都落ちするはめになり須磨へ向かう途中、現実の令和の世界へ次元ジャンプしてしまう。
みなの詠んだ和歌を紹介する#みんなで歌会#みんなの和歌募集中#いいね光源氏くん#千葉雄大#リプか掲示板で募集中#みんなの和歌 をつけてリプhttps://t.co/l1SbQpIVZM pic.twitter.com/RgJiODg3Mn
— 光源氏@「いいね!光源氏くん」 (@nhk_purpleamore) May 6, 2020
藤原沙織・・伊藤沙莉
メーカーの企画営業部に勤める一人暮らしのOL。恋愛に関しては、美人の妹に比べ自分は地味だと思い続けていて、自信が全くない。光のことを最初はただのコスプレーヤーだと思うが、彼の日々の言動から本物の光源氏ではないかと思い始める。
中将・・桐山漣
源氏物語の登場人物で、光の義兄。当初は頭中将だが、のちに三位中将に官位が上がる。周りからちやほやされる光に対抗心を燃やし、光の恋の競争相手になろうとするが良き親友でもある。都落ちした光を励まそうと須磨へむかう途中、異変に遭遇する。
藤原詩織・・入山杏奈
沙織の妹で、美貌を生かしてキャバクラでバイトしている大学生。しっかり者の沙織にくらべ一見ちゃらんぽらんに見えるが、実は繊細な面もあり、恋に奥手な沙織を心配して何かと背中を押そうとする。
カイン・・神尾楓珠
詩織の友人で、ホストクラブに勤めている。金持ちのボンボンでハリネズミのペットを飼いながら広い家に住んでいて、沙織の狭いマンションで対処しきれないところを手助けする。
安倍課長・・小手伸也
沙織の上司。独身で婚活しているのでOLたちの恋愛談議に興味津々だが、中年の照れがあって、なかなか輪の中に入り込めずにいる。

